上級者向け!紙ゲーを作るうえでの心得とは!?

過去にメジャーなトレーディングカードゲームのルールを作っている開発部の方に聞いた実談話として「TCGゲームを作るのは本当に難しい…何度も何度も何日もかけて多くの人数でテストプレイしてオッケーだと思ってもカードステータスや能力に問題が出る場合は必ずある。だからこそもっと楽しんでもらうためにルール改訂が出てしまう。」というお話を聞かせていただいたことがあります。
我々、紙ゲースタッフが作った紙ゲームに関してもまだまだ欠点が目立つ甘い箇所が多々感じられます。

そこで今回は私がこれまで見てきた紙ゲームの制作での失敗例を踏まえ、紙ゲーを作る上での心得を記載させていただきたいと思います!
(自分にとってのメモ記事のような感じです…ww)

~その1~作ったゲームは必ず何度もテストプレイ!

テストプレイをするというのは紙ゲームを作る上で当たり前の必須条件と言ってもいいです。
ここ最近ごく稀に個人でクリエイターさんが作った紙ゲームをプレイしてみて「これ…想像だけで作って実際にプレイしてないんじゃ…」と感じることがあります。
また、とりあえず作って発表してあとは他の人に遊んでもらってルールが駄目そうなら指摘してもらえばいいやという考えの方もいます。

自分のゲームをプレイしてくれる方というのは誰でも、完璧なルールで当たり前という入口で入ってきます。
そこでルールが適当だったり、カードのステータスがおかしいと「もうこのゲームは当分の間プレイしたくない」という本能が働いてしまいます。
そうならない為にもせっかく一生懸命作ったゲームはまずとことんまで自分が遊びつくしましょう!
ルール以外にも見えなかった箇所も見えてくると思います!
もし自分一人でテストプレイは限界がある…ということであれば「クラウドソーシングサイト」などをうまく活用して他の方に徹底的にプレイしていただくのも有りかと思います。

~その2~ルールガイド内に専門用語は極力使わない!

自分がカードゲームやボードゲームが大好きだとついつい「ドロー」「フェイズ」・または自分が考えた専用の用語などをついつい使いたくなってしまいます。

もしあなたがターゲットとしているプレイユーザーさんが紙ゲームをプレイしまくっている中級者や上級者の方を狙っているなら問題はないかと思いますが、誰しも自分の作ったゲームはより一人でも多くの人に遊んでもらいたいものです。

あまり普段紙ゲームをプレイしていない方がルールガイドを見て専門用語だらけのものだとしたら、恐らく半分以上の方は覚えるのが面倒だったり戸惑ってしまうかと思います。

なるべく誰もが覚えられる言い回しでルールガイドにプレイ挿絵も合わせて記載するのがオススメです!

~その3~難しいゲームルールは誰もついてこれない!

こちらも上記「その2」の内容と同じですが、紙ゲー.netで現在投稿されている紙ゲームをプレイしようとすると「こ、これ…どうやって遊んだらいいんだよ…」と思ってしまうほど難しいルールのゲームが稀にあります。
デザインが完璧で詳しいルールガイドがあっても、これじゃ分からないよ…とついつい思ってしまいます。
確かに理想としている紙ゲームは高度なものを求めがちです。また、市販で売られている人気のカードゲームなどはとてもルールが高度となっています。
しかし、その市販で売られている人気のカードゲームは始めからとても高度なルールではなかったかと思います。
パックやスターターなどを長年掛けて販売し、必然的にルール改定を行い、自然により完璧になったのが人気のカードゲームです。

もし高度な難易度の紙ゲームが作りたいのなら分かりやすいプレイ動画を作り、実際に見ていただくのが一番伝えられると思います。

アプリゲームが主流になりルールを読まない現代人にとってあまり難しいルールについてこられる方というのは数が限られているのかもしれません…。

~その4~他の紙ゲームのルールに流されない!

これに関しては紙ゲーを何度も作成したことのある熟練の方なら分かっていただけると思います。
いい紙ゲームを作るには、あなた自身が紙ゲームを心から愛していないといいものはなかなか出来ません。しかし!だからといってあまり他の人が作った紙ゲームをプレイしすぎるとどうしても、自分が気に入っている紙ゲーのゲームルールに流されていってしまいます。
自分では他の紙ゲーに寄せたつもりはなくても、どうしても第三者は分かってしまうものです。

他の方が作った紙ゲームをたくさん知ることは悪いことではありません。むしろ自分の知識の幅が広がりとてもいいことだと思います。

しかしながら、他の紙ゲームのルールに流されると、せっかく作ったのにプレイユーザーさんに十分に楽しさが伝わらないことが多いです。

様々な紙ゲームをたくさん知ることは悪いことではありません。むしろ自分の知識の幅が広がりとてもいいことだと思います。
自分の紙ゲーを作るときは、他の紙ゲームに自分が流されているかもしれないと常に意識しながら気をつけることを心がければきっと後悔しない世界でひとつだけのあなたの紙ゲーは誕生します!

~その5~極力イラストやデザインは手を抜かない!

もしあなたが今回作る紙ゲーをトップクラスのものに仕上げたいのでしたらイラストやデザインのクオリティというのはとても重要です!
「俺は内容で勝負しているからそんなの関係ない!」と思われる方もいるかもしれませんが、プレイヤーがあなたのゲームを遊ぶ際に初見で見るのは、ゲームルールや内容ではなくパッケージです。

実際に紙ゲー.net内で人気の紙ゲームはきちんとデザインやイラストにこだわったものが人気です。

例えばコンビニに陳列されている飲み物に置き換えてみましょう。
・現在あなたはコンビニにいます。そしてとてもお茶が飲みたい気分です。しかし棚には2種類のお茶しか置いてありません。
ひとつはボトルの形・ラベルのデザインがこだわっていてとてもお洒落でもの。もうひとつはラベルに「お茶」と書かれているだけのものあなたならどちらを手に取るでしょうか。

これには答えというのはありません。
ただ、どれだけの方が多く手にとっていただけるかと考えた場合、恐らくデザインにこだわっている商品の方に魅力を感じる方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
シンプルに文字だけで自分の商品を簡潔に伝えた方が相手にとっては理解は出来るでしょう。ただそれだけでは魅力は感じられないかと思います。

~その6~印刷の枚数は極力少なく!


紙ゲー.netをオープンさせて管理側の統計データを見てすぐに分かったことなのですが、印刷枚数の多い紙ゲーは不人気という現実があります。
トレーディングカードゲームのようにデッキに30枚ほどのカードの印刷が必要になるとどうしても印刷の枚数が多なってしまい、切り抜くのに大変だったりと、プレイユーザーさんの手間がとても増える為、あまりこれで遊ぼうという方は多くない傾向にあります。

トレーディングカードゲームでも現在紙ゲー.netに投稿中の人気の紙ゲー、スピマテ製作委員会さん作「スピリアマテリアルカードゲーム」は最低5枚のデッキでもプレイ出来るため、きちんとこういった対策を練っているのだと素晴らしく感じました。

印刷数が少ない紙ゲームを作ろうと思うと、非常に難しいと思います。ただその難関を乗り越えればきっととてつもない人気紙ゲーへの道は切り開かれるるはずです!